出荷調整(限定出荷・供給停止)の読み方と、代わりの品目の探し方

薬局・医療機関で働く方向けの解説です。 最終更新 2026年10月14日

このページの要点

  • 限定出荷は「発注すれば少しは入る」ではありません。これまで取引のある先が優先されます。
  • ③(他社品の影響)が多い成分は、いま通常出荷のメーカーも限定出荷に変わりやすい状態です。
  • 理由が「薬価削除」の品目は品薄ではなく販売終了です。待っても出荷は再開しません。
  • 代わりの品目は、詳細ページの「出荷状況(メーカー別)」で①通常出荷の銘柄を探します。
当サイトの最新の取り込みでは、 供給停止 397 品目・ 限定出荷 911 品目です (販売終了の予定 589 品目を除く)。 出荷調整・供給停止の一覧

出荷の状況の区分(①〜⑤)

厚生労働省の一覧の区分です。当サイトでもそのまま表示しています。

区分 意味
①通常出荷 注文どおりに出荷されている
②限定出荷(自社の事情) そのメーカー自身の事情(製造のトラブル、原材料の不足など)で、すべての注文には応じられない
③限定出荷(他社品の影響) 同じ成分の他社品が止まった影響で注文が集まり、すべての注文には応じられない
④限定出荷(その他) ②③以外の事情で、すべての注文には応じられない
⑤供給停止 出荷が止まっている

限定出荷では、これまで取引のある卸や医療機関への出荷が優先され、新しい取引先からの注文には応じないことがよくあります。 入荷の見込みは、卸に確かめるまで分かりません。

③が多い成分では、止まったメーカーの注文が他社へ移り、その他社も限定出荷に変わっていく「連鎖」が起きています。

理由の区分

限定出荷・供給停止の品目には、たいてい理由が番号付きで書かれています(2026年9月時点の区分)。

※ 番号は出典の表記どおりで、7番は使われていません。改訂で振り直されることがあります。 理由が書かれていない品目は、当サイトでは「理由の記載なし」と表示します。 出典には調整が始まった日や回復の見込みの欄がないため、日付は出していません。メーカーの案内や卸に確かめてください。

「薬価削除」は品薄ではない

理由が「薬価削除」の品目は、メーカーが販売をやめる予定で出荷を止めているものです。 待っていても出荷は再開しません。在庫がなくなれば入手できなくなります。

出典で「⑤供給停止」とされた品目のうち、かなりの部分がこの薬価削除です。 品薄と混ぜると実態より多く見えるため、当サイトでは 販売終了の予定(薬価削除)の一覧に分けています。 保険で請求できる期限(経過措置)は、薬価の読み方と、薬価改定・経過措置のしくみで説明しています。

当サイトで代わりの品目を探す手順

  1. 品目の詳細ページを開く。 出荷調整の一覧から選ぶか、検索窓に品目名・成分名を入れます。
  2. 「出荷状況(メーカー別)」で①通常出荷の銘柄を探す。 同じ成分・剤形・規格の品目が銘柄ごとに並びます(包装違いで同じ銘柄が複数行になることがあります)。 同じ規格かどうかは、コードの先頭9桁で判定しています(コードの読み方)。
  3. 同じ規格で見つからなければ、成分ページで別の規格を見る。 同じ成分の品目が2件以上あるときは、詳細ページの成分名がリンクになります。 規格や剤形を変えるときは、処方の変更や処方医への問い合わせが必要になることがあります。 変更できる範囲は、処方せんの指示と最新の通知に従ってください。
  4. 発注の前に、メーカーまたは卸に確かめる。 当サイトの情報は毎朝取り込んだ時点のものです。通常出荷の表示でも、数日で限定出荷に変わることがあります。

在庫をまとめて確かめるときは、在庫チェックに在庫一覧のCSVを読み込ませると、 出荷に問題がある品目と、同じ規格で通常出荷の品目を一度に出せます。

この解説は、厚生労働省などの公開情報をもとに当サイトの運営者がまとめたものです。 制度の細かな取り扱いや最新の変更は、必ず告示・通知などの原文でご確認ください。 処方・調剤の判断は、添付文書と医師・薬剤師の判断によってください。

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