処方日数に上限のある医薬品(投薬期間の制限)

薬局・医療機関で働く方向けの解説です。 最終更新 2026年10月14日

このページの要点

  • 上限があるのは、新医薬品(原則14日分)と麻薬・向精神薬など(14日・30日・90日分)です。
  • 名前が似ていても別の成分のことがあります。エスゾピクロン(ルネスタ)に上限はありません。
  • 当サイトの「処方上限◯日」の表示は目安です。剤形による違いと新医薬品の14日は反映していません。

上限が設けられている医薬品

投薬の量は、予見できる必要な期間に応じたものとするのが原則です(保険医療機関及び保険医療養担当規則)。 そのうえで、厚生労働大臣が定める一部の医薬品には、1回に処方できる日数の上限が決められています。

対象 1回の上限 補足
新医薬品 原則14日分 薬価基準に収載された月の翌月の初日から1年間。対象から外される品目もあります
麻薬・向精神薬など 14日・30日・90日分 成分ごとに告示の別表で決められています。同じ成分でも剤形によって上限が違うものがあります

上限が「なし」の薬でも、病状から見て必要な期間に応じた量であることが前提です。

名前が似ていても、規制が同じとは限らない

たとえばエスゾピクロン(ルネスタ)は、ゾピクロンと名前の一部が共通しますが別の成分で、 投薬期間の上限は設けられていません。 「成分名に『ゾピクロン』を含むか」のように文字の一部で機械的に判定すると、こうした品目に誤って上限が付きます。 レセプトコンピュータや自作の一覧で照合するときも同じ注意が要ります。

当サイトでの表示

上限のある品目には、詳細ページと検索結果に処方上限◯日を出しています。 告示の別表をもとに整理した成分の表と、各品目の成分名を照合しています (成分名を「・」で区切り、前に付く語を区別して一致を見ます)。

この解説は、厚生労働省などの公開情報をもとに当サイトの運営者がまとめたものです。 制度の細かな取り扱いや最新の変更は、必ず告示・通知などの原文でご確認ください。 処方・調剤の判断は、添付文書と医師・薬剤師の判断によってください。

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